ルビーレーザー

RUBY laser

 
美白系レーザーの王道。メラニン系のお悩みはルビーレーザーで治療します。

 

ルビーレーザーとは?

ルビーレーザーは694nmの波長を持ち、メラニン色素に非常に強く吸収されるのが特徴です。

そのため、シミ・そばかす・あざなどのメラニン性皮膚色素疾患に高い効果を発揮します。

一方で、コラーゲンやヘモグロビンにはほとんど吸収されないため、周囲の正常組織への影響を抑えた安全な治療が可能です。

こんなお悩みに

  • 「シミ」「そばかす」が気になる

  • 一度で治したい、なるべく少ない回数で治したい

  • IPLやトーニング後に残ったシミがある

  • ケガによるシミやアザがある(※一部保険適用)

  • 生まれつきの青アザや茶アザがある(※一部保険適用)

  • 黒茶系タトゥーを除去したい

他のレーザーとの比較

レーザーの種類 波長(nm) メラニン吸収 コラーゲン吸収 ヘモグロビン吸収 特徴・適応
ルビーレーザー 694 ◎ 非常に高い △ 低い △ 低い シミ・そばかす・あざに有効。周囲組織への影響が少ない

アレキサンドライトレーザー

755 ○ 高い △ やや低い △ 低い シミ治療・脱毛に使用されることが多い
YAGレーザー 1064        △ 中程度 ○ 中程度 ○ 高い 深部の色素や赤みにも対応可能
ピコレーザー 532/755/1064     ◎ 高い ○ 中程度 ○ 中程度 シミ・肝斑・タトゥー治療など幅広く対応可能
 

当院のルビーレーザーの特徴と従来機器との比較

当院では、創業40年の国産メーカー・エムエムアンドニーク社の「Qスイッチルビーレーザー Model IB103Q」を採用しています。主な特徴は以下になります。
  • 高出力 × 超短照射時間(20nsec)
    → 選択的光治療理論に基づき、熱ダメージを抑えてシミのみを正確に破壊

  • 厚生労働省承認の国産機器
    → 安心と信頼の安全性

  • トップハット・ビーム照射エネルギーが均等
    → 照射ムラを抑え、副作用リスク(色素沈着・色素脱失・瘢痕)を軽減

  • 正六角形スポット
    → 重なりや漏れが少なく、効率的で均一な照射

  • 照射径3mmから7mmまで5種類のハンドピースで

   →広範囲のタトゥーにもアイラインのような細いラインにも対応可能

特にシミ治療に優れており、光治療やフォト治療で取りきれなかったシミにも効果的です。

 

お悩みに合わせた2つのコース

  • Qスイッチルビーレーザー(スポット照射)

   顔や体の濃いシミをピンポイントで除去。

  • ルビートーニング
    お顔全体のシミ・くすみ・肝斑に。低出力で炎症を起こさず、メラニンを少しずつ減らして透明感ある肌へ。
    濃いシミやADM(後天性真皮メラノサイトーシス)にはスポット照射を併用することでさらに効果を高めます。

ルビーレーザーは形成外科医の定番であり、正しく使用すれば色素沈着のリスクを最小限に抑えることができます。当院のルビーレーザーはルビーで唯一トーニングモードを掲載した機器です。ぴこトーニングやヤグレーザーよりもメラニンへの反応性が強いため、美白を目指す方には最適です。

 

ルビーレーザーを使った施術メニュー

  • 美白保湿:ルビートーニング+GENEO XビタミンC導入
  • 美白ダブル:ルビートーニング+高濃度ビタミンC点滴や白玉点滴
  • 美白毛穴:ルビートーニング+ブルージェネシス

 

料金一覧

施術名 料金(税込) ダウンタイム(目安)
Qスイッチルビーレーザー ¥2,200(1ショット)

7~10日(赤み,かさぶた)

ルビートーニング ¥13,200 (全顔1回) ほとんどなし

治療の流れ

  1. 医師による診察
    シミの種類を正確に診断し、最適な治療法をご提案します。

  2. 施術
    表面麻酔後、個人の肌状態に合わせた設定でレーザーを照射。終了後は炎症を抑える軟膏を塗布。

  3. アフターケア指導
    当日夜から洗顔可。2週間は専用テープで保護し、自然に剥がれるまで維持してください。

  4. 再診(2週間後)
    カサブタが剥がれ、新しい肌が再生。必要に応じてハイドロキノン・トレチノインの外用を開始。

 

治療概要

  • 施術時間:5から10分(シミの数による)

  • 施術回数:通常1から2回で改善(個人差あり)

  • 痛み:輪ゴムで弾かれる程度。施術後は軽い熱感が数時間続く場合あり

  • ダウンタイム:テープ保護約1週間

  • メイク:当日から照射部以外は可能。翌日以降はテープ上からも可

  • 洗顔・入浴:当日から可能。ただし照射部は擦らないこと

 

炎症後色素沈着について

  • 照射後1か月頃、一時的にシミが濃く見えることがあります(炎症後色素沈着)。

  • 多くは6から12か月で自然に改善しますが、濃く残る場合もあります。

  • 特に高齢者・日焼けしやすい方はリスクが高く、改善まで時間を要することもあります。

予防策

  • 施術前に肌状態を整える

  • 照射後は2週間テープ保護を徹底

  • 2週間後からハイドロキノン・トレチノインの外用を開始

  • 紫外線対策を徹底し、絶対に擦らない

 

炎症後色素沈着が起きた場合の治療

  • レーザートーニング

  • 内服:トラネキサム酸、シナール、ユベラ、Lシステイン

  • 外用薬:ハイドロキノン、トレチノイン

  • ACRS注射、ミラノリピール、テノール など

 

施術を受ける上での注意点

 

休薬が必要な薬剤

  1. 過酸化ベンゾイル(ベピオ、デュアック、エピデュオ):前後3日間中止

  2. アダパレン(ディフェリン、エピデュオ):前後3日間中止

  3. レチノイン酸・高濃度レチノール:前後1週間中止

 

禁忌(施術を受けられない方)

  1. 妊娠中・授乳中の方

  2. ヘルペス・皮膚炎、照射部に傷がある方

  3. ケロイド体質・アトピー体質の方

  4. 光線過敏症、または光過敏を起こす薬を使用中の方

  5. 肝斑部位(悪化する可能性あり)

  6. 金属・インプラントが施術部位近くにある方

  7. 過去6か月以内にアキュテイン(イソトレチノイン)を内服された方

  8. セントジョーンズワートを含むサプリメントを摂取中の方

  9. 抗凝血剤(アスピリン、イブプロフェン、ワーファリンなど)服用中の方

  10. 日光過敏を誘発する薬剤(テトラサイクリン系、ニューキノロン系)服用中の方

  11. 金製剤(リウマチ治療薬)を使用中の方

 

注意事項

  1. 治療期間中は日焼けを避けることが必須です。

  2. 治療後はお肌が敏感で乾燥しやすいため、十分な保湿を心がけてください。

【治療にあたっての注意点】
※上記のリスク・副作用は一般的なものであり、全ての方に生じるわけではありません。
※効果には個人差があり、複数回の治療が必要となる場合があります。
※当院の美容皮膚科治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。
※施術前には必ず医師によるカウンセリングを行い、お肌の状態に合わせた最適な治療をご提案します。