栄養療法×機能性医学

Functional Medicine & Inner Beauty

栄養療法,ユートピア―トクリニック恵比寿,生活習慣,細胞レベル分析,パーソナル

 

真の美しさと健やかさは、身体の内側から育まれます。ユートピアートクリニックでは、お客様お一人おひとりの体質や生活習慣、細胞レベルの栄養状態を深く分析し、機能性医学に基づいた最適な「栄養療法」をご提案します。身体を根源から整え、内側から輝くウェルネスを追求します。
 

 

機能性医学とは

根本原因に働きかけて健康な機能を取り戻す医療

私たちのアプローチは、症状だけを見るのではなく、その背景にある根本原因や体内のバランスの乱れを見つけて整えることを目的としています。遺伝的な素因、環境要因、そして食事・睡眠・運動・ストレスなどの生活習慣を丁寧に理解し、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの計画を設計します。

栄養療法では、分子栄養学に基づき、血液・尿・便・毛髪などの検査で栄養状態、ホルモン、炎症、腸内環境、解毒力、血糖コントロールなどを可視化します。結果に基づいて、食事の組み立てやサプリメントの提案、睡眠やストレスケア、運動までを含めた具体的な実践プランをお渡しし、定期的に見直していきます。

目指すのは「病気でない」だけではなく、日常の不調を減らし、肌・ホルモン・消化・体力・メンタルを底上げして、内側からの健康美を育てること。体質改善や治療効果の後押しにもつながります。

原因がはっきりしない不調が続く方、より高いレベルの健康と美を目指したい方、再発を防ぎたい方に適した医療型の統合ケアです。食事と暮らしを整える小さな一歩から、からだのバランスは確実に変わっていきます。

 

IFM(Institute for Functional Medicine)とは

IFMはアメリカ発祥、機能性医学の国際的な教育・研究機関であり、世界中の医師や医療従事者に最新の知識と実践方法を提供しています。医療の在り方を変革する触媒として、より根本的で、持続可能な健康づくりをサポートしています。

 

IFMの食事療法

IFMの食事療法の大きな特徴として、症状ごとに大きく7つのフードプランが設定されています。具体的な食材、食べ方はIFM のフードリストに沿ってカウンセリングを行います。

 

基本の5つのフードプラン

コア・フードプラン(CFP)

定義:健康的な食事の基本を学び、ホールフード中心の食べ方に整えるためのベースプラン。地中海食とパレオのエッセンスを取り入れ、加工食品を最小限にします。
目的:一生ものの食習慣の土台をつくり、栄養バランス・抗炎症・腸内環境を整えて、からだ全体の健やかさを育てること。
適している人:食と健康のつながりを理解して実践したい方、予防的に体調を整えたい方、ベジ・ヴィーガンを含む多様な食文化に合わせて続けたい方。

 

心血管・代謝ケア食(Cardiometabolic Food Plan)

定義:心血管の健康と血糖・脂質のバランスを、食事から包括的にサポートする治療的プラン。
目的:炎症とインスリン抵抗性に配慮しながら、血圧・脂質・血糖のコントロールを助け、合併症リスクを下げること。
適している人:高血圧・高コレステロール・中性脂肪高値が気になる方、メタボ傾向や2型糖尿病(予備群を含む)の方、閉経前後で代謝変化が気になる方。

 

除去食(Elimination Diet)

定義:数週間、疑わしい食品を一時的に除き、症状が落ち着いたら一品ずつ再導入してトリガー食品を特定する短期プラン。
目的:食物反応による炎症や消化・皮膚・頭痛・気分などの不調を見極め、腸を整えたうえで「食べられる幅」を安全に広げること。
適している人:腹痛・膨満・便通トラブル、頭痛や疲労、関節痛・皮膚トラブル、喘息や自己免疫の揺らぎなどが続き、食の影響が疑われる方。

 

デトックス食(Detox Food Plan)

定義:代謝的デトックス(体内での無害化と排出)を、栄養密度の高い食事と生活習慣でやさしく後押しするプラン。
目的:食物繊維・抗酸化/抗炎症食材を軸に、曝露源を減らしつつ肝臓・腸・腎などの働きを支え、軽やかなコンディションへ導くこと。
適している人:だるさが抜けない、においや化学物質に敏感、体重が落ちにくい、肌や消化の揺らぎが気になる方。極端な制限ではなく日々の選択で整えたい方。

 

ミト・フードプラン(Mito Food Plan)エネルギー食

定義:抗炎症・低炭水化物・良質な脂質を軸に、細胞の発電所であるミトコンドリアの働きを食事と生活で支えるプラン。
目的:細胞エネルギー産生を高め、炎症と血糖変動を抑え、活力・集中力・クリアな思考を後押しすること(BDNFの活性化にも配慮)。
適している人:疲れやすさ・ブレインフォグ・筋肉/神経の不調が気になる方、加齢やストレス・栄養の偏り・環境要因でパフォーマンス低下を感じる方。

 

腸内環境 症状別フードプラン

アンチカンジダ食(Anti-Candida Food Plan)

定義:腸内や口腔・皮膚・デリケートゾーンのカンジダ過増殖に配慮し、糖質(とくに単純糖質)を徹底的に控える治療的プラン。
目的:カンジダの栄養源を断ち、腸内環境と免疫バランスを整えて炎症やガス・膨満などの症状軽減をめざすこと。必要に応じ再導入でトリガー食品を特定。
適している人:再発性のカンジダ症や消化症状がある方、抗生剤の反復使用・高糖質食・糖尿病・PPI/ステロイド/ホルモン避妊・免疫低下などのリスク要因がある方(専門家の伴走推奨)。

 

低フォドマップ食(Low-FODMAP Food Plan)

定義:発酵性糖質(FODMAP:フルクタン/GOS・乳糖・果糖過多・ポリオール)を一時的に控え、腸の負担を減らす治療的プラン。
目的:ガス産生と浸透圧負荷を抑え、腹部膨満・腹痛・下痢などの症状を軽減。除去後は計画的に再導入して許容量を見極めます。
適している人:SIBOと診断された方、IBSの一部、IBDの一部で食事に反応しやすい方。自己流の長期制限は避け、指導のもとで短期的に運用したい方。

 

定義
フィトニュートリエント(フィトケミカル)は、植物がもつ天然成分。色・香り・風味のもとになり、植物自身を守る働きを持つと同時に、私たちの健康も力強く支えます。

目的
脳のはたらきや学習・記憶を助け、体の炎症をおさえ、心臓病・2型糖尿病・一部のがんなど慢性疾患のリスク低下に役立つことが研究で示されています。毎日の食事に取り入れて、からだ全体のコンディションを底上げすることがねらいです。

どのような人に適しているか
すべての方におすすめですが、とくに「脳の健康を守りたい」「炎症体質を整えたい」「将来の生活習慣病を予防したい」方に適しています。既存のフードプラン(CFP/心血管・代謝ケア/デトックス/ミト など)とも相性よく併用できます。

取り入れ方(目安)
果物・野菜を中心に、全粒穀物、豆類、ハーブ&スパイス、ナッツや種子、お茶にも豊富です。“色で選ぶ”のがコツ。緑・黄橙・赤・青紫・白・茶色など、毎日それぞれの色を1品ずつ目標にしてみましょう。色を増やすことが、健やかな食事づくりのいちばんやさしい第一歩です。

※いずれのプランも、医師と相談のうえ、個別の体質・生活に合わせて調整して進めていきます。

 

バイオメディカル検査

からだとこころの声に耳を澄ませ、未来の健康をいま守るために。
当院では、The Great Plains Laboratoryと連携し、一般的な健診では見えにくい腸内環境・神経伝達・エネルギー代謝・細胞レベルの状態まで確かめられるバイオメディカル検査をご提供しています。
予防やパフォーマンス向上から、慢性・難治性疾患のアプローチ決定まで——オーダーメイドのケアに直結する実用的な情報が手に入ります。採尿・採便・採血などシンプルな方法で受けられ、日常の健康チェックにも臨床の現場にも役立ちます。
注:こちらはあくまでの治療のサポートとなります。日本の保険医療で診断、治療を受けている患者様は自己判断で治療の中止、自費診療のみに切り替えをご希望しても応じかねることがございますので予めご了承ください。

 

 

検査ラインナップ

IgG遅延型フードアレルギー検査(血液)

食後数時間から数日後に出る不調の手がかりを、IgG抗体で食材別に可視化します。

少量の採血で、最先端のxMAP®解析により約192項目の食材に対するIgG反応を色分けで定量。結果に基づいて4日ローテーション食のガイドとともに除去食→再導入までスムーズに実践できます。

こんな人におすすめ:
腹部の張り・便秘/下痢・肌荒れ・片頭痛・慢性疲労・集中力低下・気分の不調が続き、食事との関係を一度客観的に確認したい方。
注意:重篤な即時型(IgE)アレルギーの診断には用いません(アナフィラキシー等は別検査が必要)

 腸内フローラ検査(GI-MAP®)(便)

腸内細菌叢や病原体、ウイルス、寄生虫などの腸内微生物叢DNAを定量的に評価。

少量の便から、最先端の定量PCR(qPCR)技術を用いて腸内の微生物を測定する便分析検査です。
ピロリ菌、腸管免疫、炎症、腸管透過性なども評価でき、便秘・下痢・アレルギー・自己免疫・妊娠を考える方の腸内環境把握に最適です。
こんな人におすすめ: 慢性的な便通トラブルや腹部症状が続く方、アレルギー/自己免疫の背景や妊活前の腸内チェックをしたい方。

 

有機酸検査(尿)

尿の代謝産物から、ミトコンドリア機能・腸内環境・消化吸収・神経伝達物質の代謝・ビタミン/アミノ酸/ミネラル補因子の利用を広くチェック。
疲労・集中力低下・気分の不調の背景や、酵母(カンジダ)・悪玉クロストリジア増殖の手がかりにも。
こんな人におすすめ: 原因不明の疲れ・ブレインフォグ・メンタルの揺らぎが気になり、栄養/代謝の偏りを一度に確認したい方。

 

 環境有害物質検査(尿)

高精度LC-MS/MSで、フタル酸・ビスフェノール・VOC・パラベン・農薬(計26種)グリホサート定量
がん、心疾患、慢性疲労、自己免疫、パーキンソン病/アルツハイマー病など環境因子と関連のある不調の評価に。
こんな人におすすめ: 化学物質に敏感・慢性疲労が続く・職業/住環境で曝露が不安、という方。

 

マイコトキシンプロファイル(尿)

カビ毒(マイコトキシン)への曝露を定量評価。マイコトキシンとは、カビが産生する二次代謝産物で、建物、乗り物、食品など、日常的に接するさまざまな環境に存在します。カビは温暖多湿な環境で増えやすく、マイコトキシンへの暴露は、発熱、肺炎様症状、喘息・副鼻腔炎・慢性疲労・記憶障害・皮膚症状・うつ・ADHD・肝機能異常など多彩な症状に関与する可能性が報告されています。この検査はカビ毒暴露状況を評価することで慢性症状の背景の環境要因の特定に役立ちます。
こんな人におすすめ: カビが気になる住環境にいる/原因不明の呼吸器・倦怠感・認知のもやを抱える方。

 

毛髪メタル検査(毛髪)

毛髪少量から水銀・鉛・ヒ素・カドミウムなどの有害重金属必須ミネラルのバランスを、毛髪で包括的に評価。中長期の曝露履歴ミネラルバランスを把握し、解毒負荷栄養の偏りを可視化します。
こんな人におすすめ: 原因不明の疲労・頭痛・ブレインフォグがある方、化学物質/金属曝露が不安な方、栄養ミネラルの偏りやデトックス効果を確認したい方。

 

ホルモンバランス検査(尿)

  • 唾液フリーコルチゾール検査:ストレスの指標となるフリーコルチゾールの日内変動非侵襲に評価します。
    慢性疲労症候群やPTSD,うつなどのストレス関連疾患の病態把握に有用とされています。

  • 24時間尿ステロイドホルモン・プロファイル性ホルモン/コルチゾールと代謝産物を測定し、ホルモンの代謝経路を把握します。ホルモン補充療法の効果判定や個別化、エストロゲン代謝評価による乳がんリスクやアンチエイジングの指標として活用されます。
    こんな人におすすめ: 慢性的ストレス・睡眠不調・月経トラブル/更年期症状・体重や気分の乱れが気になる方。

細胞内NAD+検査(血液)

NAD+は細胞のエネルギー産生・DNA修復・長寿遺伝子サーチュインの活性化に不可欠な補酵素です。
加齢・酸化/炎症ストレスで低下しやすく、NAD+レベルの低下は、卵子や精子の質の低下に関与する可能性が指摘されています。この検査は、NAD+補充療法の効果判定や、ミトコンドリア機能改善アプローチの評価に有用です。
こんな人におすすめ: 持続するだるさや回復力低下を感じる方、妊活/パフォーマンス向上や若々しさを保ちたい方。

NAD+点滴療法はこちら

検査で得られるメリット

  • 不調の**「原因」**を根本から探せる

  • 一般健診では分かりにくい体内環境がわかる

  • 体質・生活環境に合わせたオーダーメイドの予防/治療計画が立てられる

  • 栄養療法・サプリ・生活改善にすぐ活かせる具体的な指針が得られる

 

ご自身のからだとこころの声に、やさしく寄り添う選択を。
気になる症状のある方も、もっと元気に過ごしたい方も、まずはバイオメディカル検査で現状を見える化しましょう。内容・費用・準備方法など、どうぞお気軽にお問い合わせください。

当院の取り組み

当院の松宮は、国内でも数少ない機能性医学認定医の一人です。国際レベルの栄養療法やライフスタイル改善を実践できる専門性を活かし、日本にいながら世界標準のケアを受けていただけます。医師としての経験と最新の知見をもとに、患者さまの体質や生活に合わせた最適なプランをご提案します。

 

このような方におすすめ

  • 肌荒れ・疲れ・ホルモンバランスの乱れがある
  • 更年期症状が辛い
  • 痩せにくさ・代謝の低下・むくみが気になる
  • PMS・貧血・便秘などの慢性的な不調がある
  • 美容医療と合わせて根本的に体を整えたい

 

栄養療法の基本は自分の状態を知ること。血液検査・問診・既往歴を多角的に評価し、漢方薬剤師・施術チームと連携し、サプリメント提案やライフスタイル改善まで一貫してサポートします。美容医療の効果を高め、持続させる“体の土台づくり”を目的とした、医療と美容の融合型栄養療法です。バイオロジカル検査は比較的知られているIgG食物アレルギー検査や毛髪メチル検査から尿ホルモン検査、DNAメチル検査などあります。ご興味のある方は診察時にお問い合わせください。

 

あなたに最適な栄養療法を見つける

肌の悩み・美白

 

肌荒れ、シミ、くすみ、透明感のなさを改善したい

肌は全身の健康を映し出す鏡です。長年美容医療に携わってきていますが、いくら表面からレーザーや注射、化粧品で頑張っても体内環境が整っていないと焼石に水。本質的な美しさには到達できません。内面から栄養状態を整えてこそ美容医療といえます。肌トラブルの原因になりうる、隠れ貧血や血糖値スパイク、腸漏れ症候群など栄養不足や毒素蓄積など体に潜む問題点を一緒に見極め、根本から治療していきましょう。→血液栄養解析、食事療法、点滴療法

 

体調不良・体質改善

 

体質を根本から改善したい

体調不良の原因は遺伝的な要因と環境的な要因があります。体調不良を自覚しても、騙し騙し日々を過ごして気づいたら何年も経っていた、という方も少なくありません。機能性医学の観点から、患者様の今までの人生エピソードを振り返り、一緒にトリガーを探し解決策を探っていきます。

食事・栄養療法 / 栄養解析/DNAメチレーション検査

 

ダイエット・体型サポート

 

体型を整えたい・ダイエットをサポートしたい

ダイエットが成功しない理由としては、食生活、運動習慣に加え、腸内細菌叢の乱れや体内炎症が挙げられます。安易に痩せ薬を使用すると、逆に栄養の偏りが生じたり、薬を手放せなくなったりする危険性もあります。当院では体内環境を整え代謝を上げるサポートを機能性医学の観点から行なっていきます。

食事・栄養療法 / 栄養解析/IgG食物アレルギー検査、腸内フローラ検査、尿有機酸検査etc./点滴療法/運動療法

 

全身のエイジングケア・活力向上

 

若々しさを維持したい・活力を高めたい

老化についての研究は日進月歩で進んでいます。食事、運動、睡眠、環境の要因を整えても老化と共に体内は炎症傾向になり、細胞数自体は減少します。当院では栄養療法と幹細胞治療などの再生医療を併用することで、老化スピードをできる限り遅め、歳を重ねても生き生きと日々を楽しめるサポートを行なっていきます。

食事・栄養療法 /再生医療/点滴療法

 

料金一覧

 

施術名 料金(税込)
食事・栄養療法 血液検査 ¥44,000
機能性医学カウンセリング 初回1h/再診30min ¥33,000/¥19,800
IgGフードMAP(遅延型)192項目 59,800
腸内フローラ検査(GI-MAP®/便) 74,800
オプション:ゾヌリン +9,900円
環境有害物質検査(尿) 51,800
マイコトキシンプロファイル(尿) 49,800
毛髪メタル検査(毛髪) 24,800
ホルモンバランス(唾液フリーコルチゾール:CAR 6回法) 39,800

ホルモンバランス(24時間尿ステロイドホルモン・プロファイル)

64,800
細胞内NAD+検査(血液) 29,800
お得なセット割
  1. 腸・代謝パック(GI-MAP + OAT)
     74,800 + 54,800 = 129,600円119,800円(約−9,800円)

  2. 腸・免疫パック(GI-MAP + IgGフードMAP 192)
     74,800 + 59,800 = 134,600円124,800円(約−9,800円)

  3. 環境要因パック(環境有害物質 + マイコトキシン + 毛髪メタル)
     51,800 + 49,800 + 24,800 = 126,400円114,800円(約−11,600円)

  4. ホルモン・ストレスパック(唾液CAR + 24h尿ステロイド)
     39,800 + 64,800 = 104,600円94,800円(約−9,800円)

  5. 総合コンディショニング(GI-MAP + OAT + IgGフードMAP 192)
     74,800 + 54,800 + 59,800 = 189,400円172,800円(約−16,600円)

 

 

リスク・注意点について

  • 栄養療法は効果の実感までに数週間から数ヶ月かかる場合があります
  • 自己判断での過剰なサプリメント摂取はお控えください
  • 疾患のある方は専門科にご紹介する場合たございます。