エネルギー食(Mito Food Plan)

エネルギーは食事から



エネルギー食とは?

 

抗炎症×低炭水化物×良質な脂質で、細胞の“発電所”ミトコンドリアを守り育てる食事プラン。エネルギー産生・集中力・健やかなエイジングをサポートします。

目的

  • 細胞エネルギーの材料(たんぱく質・脂質・ビタミンB群・CoQ10 等)を十分に供給

  • 血糖の乱高下と炎症を抑え、酸化ストレスから細胞を保護

  • BDNF(脳由来神経栄養因子)を支え、学習・記憶・思考のキレを維持

どんな人に適しているか

  • 疲れやすい/ブレインフォグ/集中しにくい/慢性痛が気になる

  • 脳・神経・心筋・骨格筋のパフォーマンスを底上げしたい

  • 糖代謝の乱れ加齢に伴う体力・認知の低下を予防・改善したい

  • 家族歴・既往により神経変性疾患リスクへ配慮したい


エネルギー食の特徴

  • 低GI中心:主な炭水化物は非でんぷん野菜+一部果物

  • 良質脂質:EVOO、アボカド/ナッツ/種子油、DHA(青魚・卵黄・海藻)

  • 高品質たんぱく質:放牧/有機の肉・卵、低水銀の魚、発酵/大豆たんぱく

  • 抗酸化・抗炎症:濃色野菜・ベリー・スパイス(ターメリック等)

  • オプション軽いケトジェニック時間制限食で血糖・インスリンを安定(要専門家)


1日の基準目安

  • 非でんぷん野菜:6–9皿(小鉢1皿=約70–80g、生の葉物は両手山盛り1杯)

  • たんぱく質主菜:毎食手のひら1枚(約100g)

  • ナッツ/種子:1–2回/日(20–30g/回)

  • :小さじ4–6/日(質重視)

  • 果物/穀類/でんぷん野菜:活動量に合わせて最小限?適量(ケト寄りは控えめ)


OK/控える 早見表

区分 OK(例) 控える/避ける(例)
たんぱく質 青魚(サーモン・イワシ等)、鶏・ラム、卵、木綿豆腐/テンペ、無糖ヨーグルト/ケフィア 大量の加工肉・味付け加工品(糖・添加物入り)
脂質・オイル EVOO、アボカド/ナッツ/種子油、バター/ギー少量、ココナッツ油は中?高温で少量 劣化油、トランス脂肪、糖・添加の多いドレッシング
非でんぷん野菜 アブラナ科(ブロッコリー/キャベツ/ケール等)、葉物、発酵野菜、海藻
でんぷん野菜 サツマイモ・冬カボチャは少量(たんぱく質と一緒に) 大量摂取(血糖上昇)
果物 ベリー、ザクロの種、ぶどう(皮つき)など低?中GIを少量 フルーツジュース、乾燥果物の大量摂取
穀類 少量(活動量次第)。ケト寄りは非推奨または頻度制限 小麦/ライ麦(グルテン不耐の方)、精製穀物
飲み物・調味 浄水、緑茶、無糖コールドプレス野菜ジュース、ハーブ&スパイス 砂糖・人工甘味料、糖たっぷりの既製ソース

実践のコツ

  • 皿の半分を非でんぷん野菜に。主菜は手のひら1枚、良質油は小さじ4–6/日

  • 調理は蒸す・煮る・低温中心(AGEs対策)。焼き色強めの料理には葉物+スパイスを添える

  • 時間制限食(夜間12時間断食)軽いケト専門家と設計


FAQ(抜粋)

Q. ケトは必須?
A. 必須ではありません。低炭水化物+良質脂質+野菜9皿でも効果は十分。厳格ケトは専門家と相談して行うこと。

Q. 甘味はどうする?
A. 追加しないが基本。どうしてもはステビアを微量。味覚が慣れると果物・野菜の甘みで満足できます。

Q. 運動・睡眠は?
A. 有酸素+筋トレがミト機能を増やし、7–9時間睡眠が脳の“掃除(グリンパ系)”を促進します。