IgG遅延型フードアレルギー検査

「食べ物のせいかな?」に、科学的なヒントを。
 

 

 

 

IgG食物過敏症プロファイル(IgGフードMAP)を用いて、日々の不調と食事の関係を可視化します。少量の採血で約192項目をまとめて測定します。

もしかして、こんな症状ありませんか?

  • 消化:お腹の張り・ガス・腹痛、便秘/下痢、IBS(過敏性腸症候群)やセリアック病が疑われる症状

  • :湿疹、かゆみ、乾燥や吹き出物

  • 耳鼻咽喉:のどの痛み・違和感、声枯れ、口内の違和感

  • メンタル/神経:慢性疲労、集中力・記憶力の低下、寝つきの悪さ、片頭痛、気分の落ち込み

  • 循環器:動悸、不整脈、高血圧 …など
    こうした症状の一部は、食べて数時間~数日後に出る遅延型の反応に関連することがあります(IgE型の“即時”アレルギーとは違い、原因がわかりにくいのが特徴です)。

     

    IgE食物アレルギー と IgG食物過敏症のちがい

    食べ物で体調がゆらぐ理由は、同じ“食べ物”でも仕組みが違うことがよくあります。ここでは、よく質問をいただく IgE食物アレルギーIgG食物過敏症 を、簡単に整理します。
     

    項目 IgE食物アレルギー IgG食物過敏症(遅延型)
    反応の速さ 数分?2時間で出る 数時間?3日かけて出ることがある
    主な症状 じんましん、唇・まぶたの腫れ、喘鳴、吐き気・嘔吐、アナフィラキシー お腹の張り・ガス・便秘/下痢、肌荒れ、頭痛・片頭痛、疲労、集中力低下、気分の落ち込み など
    原因のしくみ 免疫がIgE抗体を介して“異物”と誤認し、ただちに強く反応 IgG抗体は“摂取歴の指標”で、症状と相関する人もいればしない人も。反応は遅れて出やすい
    検査 血液(特異的IgE)、皮膚プリックテスト、経口負荷試験(専門医管理下) 血液のIgGパネルなど(アレルギーの診断には使いません。食事調整の参考に)
    対応の基本 原因食品の厳格な回避・携帯用アドレナリンなどの緊急対応 除去→計画的再導入で様子を見る。腸内環境や食習慣の見直しをセットで

    大切な注意息苦しさ、声がれ、広範囲のじんましん、意識がもうろうなどは救急要請(IgE型を疑います)。IgG検査・自己判断での放置は危険です。


IgG遅延型フードアレルギー検査でわかること

192項目の食物へのアレルギー反応

食材ごとに低・中・高を可視化(色分けバー表示)。アレルギーではない“過敏性”の手がかりをつかみます。

検査項目一覧

乳製品
ベータラクトグロブリン/カゼイン/チェダーチーズ/牛乳/山羊の乳/モッツァレラチーズ/羊のヨーグルト/乳清(ホエイ)/ヨーグルト
豆類
小豆/黒豆/ひよこ豆/サヤマメ/グリーンピース/いんげん豆/レンズ豆/ライ豆/緑豆/白いんげん豆/大豆/豆腐
果物
アサイーベリー/りんご/アプリコット/バナナ/ブルーベリー/マスクメロン/チェリー/ココナッツ/クランベリー/デーツ/いちじく(フィグ)/ぶどう/グレープフルーツ/グァバ/ジャックフルーツ/キウイ/レモン/ライム/マンゴー/ネクタリン/オレンジ/パッションフルーツ/桃/洋なし(ペア)/パイナップル/梅/ザクロ/ラズベリー/いちご/すいか
穀類
アマランス/大麦/そば/とうもろこし/グリアジン/麦芽/きび/オート麦/キヌア/米/ライ麦/ソルガム(たかきび)/テフ粉/小麦グルテン/全粒小麦
魚・シーフード
アワビ/アンチョビ/バス/カツオ/タラ/カニ/オヒョウ(ハリバット)/ロブスター/サバ/たこ/太平洋サバ牡蠣/スズキ/タイ/スズキ/さんま/サーモン/エビ/いわし(サーディン)/いか/ティラピア/マス/マグロ(ツナ)/ホタテ
肉類・卵
牛肉/鶏肉/カモ/卵白/卵黄/ガチョウ/子羊(ラム)/豚肉/七面鳥(ターキー)
ナッツ/種子
アーモンド/ブラジルナッツ/カシューナッツ/くるみ(ウォルナッツ)/チアシード/亜麻仁(フラックス)/ヘーゼルナッツ/大麻種子(ヘンプ)/マカダミアナッツ/落花生(ピーナッツ)/松の実(パインナッツ)/ピスタチオ/かぼちゃの種/ひまわりの種/ごま
野菜
アーティチョーク/アスパラガス/アボカド/たけのこ/もやし/ビーツ/ピーマン(ベルペッパー)/ブロッコリー/芽キャベツ/セロリ/ごぼう/キャベツ/にんじん/カリフラワー/唐辛子(チリ)/きゅうり/なす/えのき茸/にんにく/ケール/にら(ガーリックチャイブ)/レタス/れんこん/白菜/オリーブ(緑)/玉ねぎ/香草(ハーブ類)/マッシュルーム/じゃがいも/かぼちゃ/大根/昆布/海苔(のり)/わかめ/椎茸/ほうれん草/さつまいも/トマト/山芋(ヤマイモ)/ズッキーニ
ハーブ/スパイス
バジル/ローレル(ベイリーフ)/ブラックペッパー/カイエンペッパー/コリアンダー(パクチー)/シナモン/クローブ/クミン/カレーパウダー/ディル/しょうが(ジンジャー)/ホップ/ミント/マスタード/パプリカ/ローズマリー/セージ/タラゴン/タイム/ターメリック(ウコン)/バニラビーンズ
その他
ブロメライン(パイナップル酵素)/砂糖(スクロース)/ココア/コーヒー/緑茶/はちみつ/ミートグルー(トランスグルタミナーゼ)/烏龍茶/酵母菌(サッカロマイセス・セレビシエ)/カンジダ・アルビカンス

 

 

カンジダ(酵母)

腸カンジダ

当検査には食べ物だけでなく酵母(イースト)カンジダ・アルビカンスに対するIgG抗体の測定が含まれます。
カンジダは、だれの腸にも「ふつうに住んでいる常在菌」。ところが、抗生物質経口避妊薬化学療法/ステロイドの使用、甘いものの摂りすぎグルテン/カゼイン中心の食生活、強いストレスや寝不足などが重なることによって免疫力が下がると、カンジダ菌が酵母形から菌糸形に形が変わり異常繁殖し、消化管全体に広がり腸管の粘膜を障害します

その結果、腸の細胞どうしをつないでいる「すき間ガード(タイトジャンクション)」崩壊し、未消化の食べものや毒素が体内に漏れやすい――いわゆるリーキーガット(腸漏れ)症候群へ繋がります。
体はそれを“異物”とみなして
炎症反応
を起こし、肝臓に大きな負担をかけたり、免疫システムの過剰反応によって全身の炎症につながり、健康状態が著しく損なわれることになります。

自閉症、多発性硬化症、うつ病、副腎疲労、繊維筋痛症、片頭痛、過敏性腸症候群など、さまざまな難治性疾患や慢性疾患にカンジダ・アルビカンスの異常繁殖やリーキーガット症候群が関連していることが明らかになっています。

 
リーキーガット症候群

 

近年では腸にとどまらず、血管脳関門や皮膚やあらゆる臓器でタイトジャンクションの崩壊が発達障害や認知症、アトピー性皮膚炎、自己免疫疾患の発症の原因になっていることが示唆されています。

IgG食物アレルギー検査はカンジダ・アルビカンスの繁殖やリーキーガット症候群、腸内炎症の評価にも役立ちます。

 


もしかして当てはまりますか?
  1. 甘いものやパン・乳製品のあとにお腹が張る/ガス/便が不安定

  2. 肌荒れ・かゆみ・湿疹をくり返す、鼻づまり・のど違和感が続く

  3. 集中しづらい・頭がモヤっとする(ブレインフォグ)・慢性的なだるさ

  4. 舌の白い苔、女性ではカンジダ膣炎の再発、口角炎、爪のトラブル など

  5. IBS(過敏性腸症候群)と言われた/食べ物で症状が遅れて悪化する気がする

ひとつひとつは小さなサインでも、いくつか重なるなら要チェックです。

検査の流れ

  1. 採血(外来で数分)。

  2. 海外提携ラボで解析(米国/提携機関)、結果が届くまで10日前後かかります。色分けグラフと4日ローテーション食のガイド付きで、食事調整にすぐ使えます。

  3. 結果説明 & フォロー:結果に基づき、除去・再導入腸内環境の整え方、栄養/生活のアドバイスをご提案。必要に応じて他検査や治療も組み合わせます。

よくあるご質問

Q. 除去するだけで終わり?
A. いいえ。闇雲な完全除去は栄養障害のリスクがあるので推奨しません。結果に基づく“最小限の制限”+計画的な再導入で、食べられる幅を広げるのが目標です。

Q. どんな食材が対象?
A. 乳/卵/小麦・大麦・ライ麦/大豆・豆類/魚介・肉/ナッツ・種子/野菜・果物/ハーブ&スパイス/発酵性の酵母・カンジダなど、日常でよく使う食材を広くカバーします。

Q. 誰に向いている?
A. 原因不明の不調が長引く方、食後数時間?数日で体調が揺れる方、肌やお腹のトラブルが続く方、食事と体調の関係を一度整えてみたい方に。(症状一覧より)


はじめての方へ

食の“合う/合わない”は、人それぞれ。「なんとなく不調」をそのままにせず、客観的なデータを頼りに、あなたの最適な食べ方を一緒に見つけましょう。まずは軽い気持ちでご相談ください。検査の必要性や、結果後のサポートまで、わかりやすくご説明します。

 

 

 

料金表

 

施術名 料金(税込)
IgGフードアレルギー検査
栄養療法のオプションとして
¥49,800
IgGフードアレルギー検査
単体
¥59,800