こんな症状ありませんか?

普段から↓のような症状はありませんか?
- 足全体が腫れている
- 赤みが強い
- 熱をもっている
- だるさがある
- 皮膚が乾燥している
- 痛みがある
- しびれがある
- 疲れやすい
- 体が重たい感じがする
受診の目安
普段から↑の症状がある方で、足の熱がいつもより熱い感じがする、赤みが強い、皮膚がかゆい。
それに加えて、痛み、悪寒、熱があるという場合はすぐに医療機関を受診してください。
リンパ浮腫の予防方法
リンパ浮腫を予防するために、日常生活でできることから始めましょう。
- 長時間、同じ姿勢をとらない。
- 就寝中は足を心臓より高くあげる。できれば10㎝程度あげること。両足あげると腰の負担が減る。
- 立ちっぱなしのときは、左右に体を動かしたり足踏みしたりして、同じ部分にリンパ液が停滞しないようにする。
- 椅子に座るときは、向かえ側に椅子をもう一つ用意して、足を乗せておく。時々足を動かす。
- 正座はしない。しても短時間と決める。直で床に座らず、座布団をしいて足のしびれを予防する。
- 太りすぎはダメ。体重管理をしっかりする。食事はバランスよく、食べ過ぎない。
- 体をきつく締め付ける衣服は着ない。ベルトはゆるめにする。
圧迫療法について
弾性ストッキングを使用する圧迫療法について、ご説明します。
リンパ液の流れをよくし、そのまま動くとさらにマッサージ効果が期待できます。
ただし、注意事項があります。
- 弾性ストッキングを使用する前、医師に相談する。
- 症状に合ったサイズのものを着用する。(*弱めの圧、ゆるい圧ですと効果がえられず、強すぎも痛みもある)
-
痛み、しびれがあるとき、外して様子をみます。
- サイズ変化がある場合、4~6カ月ごとに通院して診察。定期的にメンテナンスが必要。
圧迫療法と運動療法
圧迫療法と併用して運動療法を行います。
弾性ストッキングをはいたままで、散歩程度に筋肉を動かしておくとリンパの流れが活発になります。
ただし無理は禁物。
体調と体力に合わせて運動量を調整していきます。
疲れやすくなっているため、重労働はかえってよくないです。疲労のせいで浮腫を増悪します。
散歩、サイクリング、水中ウォーキングがよいとされています。