紫外線を浴びた後のレスキューケア
肌の外側と内側からできること

しっかり日焼け止めを塗っていたつもりでも、

「一日中外にいて、かなり紫外線を浴びてしまった」
「旅行やレジャーの後、肌が赤くなっている」
「うっかり日焼けしてしまった」

ということはあります。

紫外線対策は「浴びないこと」が第一ですが、浴びてしまった後にどうケアするかも大切です。

UTOPIART CLINICでは、紫外線を浴びた後の肌を「炎症」と「酸化ストレス」の両面から考え、外側と内側からレスキューケアを行っています。

紫外線を浴びた肌では何が起きている?

紫外線を浴びると、皮膚では活性酸素種(ROS)が増加し、酸化ストレスが生じます。

さらに炎症反応や細胞シグナルの変化、DNAへのダメージ、コラーゲンなどの細胞外マトリックスに関わる変化が起こり、繰り返されることで光老化にもつながっていきます。

つまり、紫外線による影響は「肌が赤くなる」だけではありません。

そのため、紫外線をたくさん浴びてしまった後は、肌を刺激しないことに加えて、炎症と酸化ストレスを意識したケアを行うことが大切だと考えています。

① まずは肌を冷やし、刺激を避ける

肌に赤みや熱感がある場合は、まず冷却と保湿を行います。

日焼け直後の肌は炎症を起こしているため、スクラブやピーリング、強い摩擦などの刺激は避けます。

「日焼けしたから何かしなくては」と積極的な施術を重ねるよりも、まず肌の状態を見極めることが大切です。

② 24?48時間を目安に高濃度ビタミンC点滴

紫外線を多く浴びてしまった方には、当院では24?48時間程度をひとつの目安として、高濃度ビタミンC点滴をご提案することがあります。

ビタミンCは、体内の抗酸化システムを構成する代表的な水溶性抗酸化物質のひとつです。

紫外線によって皮膚でROSが増加することから、当院では紫外線曝露後の酸化ストレスを考えた補助的なレスキューケアとして位置づけています。

ただし、「24?48時間以内に高濃度ビタミンC点滴を行えば紫外線ダメージを修復できる」ということが臨床試験で確立されているわけではありません。

あくまで紫外線による酸化ストレスのメカニズムを踏まえた、当院での補助的なケアのひとつです。

③ 食事は「虹色のPhytonutrients」を意識

紫外線を浴びた日は、食事も少し意識してみてください。

おすすめしているのは、お皿の上をできるだけカラフルにすること。

植物の色には、カロテノイドやポリフェノールなど、さまざまなPhytonutrients(植物由来成分)が含まれています。

例えば、

:トマト、スイカ、赤パプリカ
橙・黄:にんじん、かぼちゃ、柑橘類
:ブロッコリー、ケール、緑茶
紫・青:ブルーベリー、紫キャベツ、ぶどう

など。

「抗酸化にはこれ一つ」と特定の食品だけを摂るのではなく、さまざまな色の植物性食品を組み合わせることをおすすめしています。

カロテノイドやフラボノイドなどのPhytonutrientsについては、UVによる酸化ストレスや光障害との関連についてヒト研究を含む研究が行われています。

ただし、こうした食事は日焼け止めの代わりになるものではありません。日々の紫外線防御を基本としたうえで、内側からのサポートとして考えます。

④ 私自身が行っている「抗酸化対策」

私自身は遺伝子検査を行い、抗酸化に関わる遺伝的な個人差を把握しています。

私の場合は抗酸化力に関わる部分が一般的なタイプより弱いことが分かっているため、普段から食事でPhytonutrientsをしっかり摂ることを意識しています。

さらに、その日の食事内容を見ながら、

・レスベラトロール
・クルクミン
・緑茶由来成分
・ケルセチン
・NAC(N-アセチルシステイン)

など、抗酸化や炎症調節に関わる成分を必要に応じて補っています。

ただし、「抗酸化成分を全部サプリメントで摂る」という考え方ではありません。

基本は食事です。

その日の食事を振り返って、「今日は色の濃い野菜が少なかった」「ポリフェノールをあまり摂れていない」と感じた部分を、必要に応じてサプリメントで補うようにしています。

サプリメントは食事の代わりではなく、あくまで「足りないところを補うもの」と考えています。

⑤ Smartlux miniによるLEDレスキューケア

外側からのケアとして、当院では肌の状態に応じて「Smartlux mini」によるLEDケアも行っています。

赤色?近赤外領域を用いるPhotobiomodulation(PBM)は、細胞内シグナルや炎症反応などを調節することが研究されている非侵襲的な光治療です。

日焼け後については肌の炎症や赤みの程度を診察したうえで、刺激の強い治療を避けながらケアを選択します。

⑥ 肌状態に合わせた美容施術も

紫外線を浴びた後の肌には、全員に同じ施術を行うわけではありません。

肌状態を確認したうえで、

・成長因子配合フェイスマスク
・キャビア注射など、抗炎症を意識した成分の導入
・Smartlux mini

などを組み合わせることがあります。

一方、赤みや熱感が強い場合には積極的な施術を行わず、まず炎症を落ち着かせることを優先します。

紫外線を浴びた後は「外側+内側」のレスキューケア

紫外線対策で最も重要なのは、日焼け止め、衣類、帽子などによって紫外線曝露そのものを減らすことです。

それでも、紫外線を浴びてしまう日はあります。

そんなときは、

肌の炎症を落ち着かせる。
酸化ストレスを意識した食事を摂る。
必要に応じて栄養や美容医療でサポートする。

UTOPIART CLINICでは、肌の外側だけを見るのではなく、食事・栄養・体質まで含めて、その方に合った紫外線ケアを考えています。

「紫外線を浴びすぎてしまったので、今できるケアをしたい」という方は、美容施術については美容外来へ。

ご自身の抗酸化力や体質、必要な栄養素について詳しく知りたい方は、栄養外来でご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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