コアフードプラン実践法

タンパク質・脂質

― Food Plan の全体像を理解しましょう ―

コアフードプラン(CFP)の食品リストは、毎日の食事で選ぶべき「健康的な食品の全体像」をひと目で把握できるものです。健康目標によっては、最初の段階で 1日の目安カロリー を設定することがあります。

これは、量の感覚をつかみ、たんぱく質・脂質・炭水化物をバランスよく組み合わせる練習のためです。

慣れてくると、カロリーよりも 「食品の質」 が自然と重視されるようになります。
良質なたんぱく質・脂質・炭水化物の組み合わせが感覚的にできるようになると、カロリーへの意識は次第に少なくなっていきます。


たんぱく質:動物性・植物性の両方を活用

動物性たんぱく質

以下は、良質なたんぱく質と健康的な脂質を含むおすすめの食品です。

  • グラスフェッド(牧草飼育)の牛肉・ラム肉

  • 天然(ワイルド)で獲れた魚

  • 放し飼いの鶏から得られる肉や卵

植物性たんぱく質

植物性たんぱく質では、
**必須アミノ酸をすべて含む「完全たんぱく質」**が理想です。

  • 有機大豆(枝豆、豆腐など)

  • 醤油

  • 大豆製品を使った炒め物、ソース、ディップ

また、発酵大豆食品は、
たんぱく質に加えて腸に良い菌も含まれます。

  • 味噌

  • テンペ

  • 納豆

大豆を避けたい方には、
以下の代替たんぱく質があります。

  • プロテインパウダー

  • 豆類

  • ナッツ・種子

  • 乳製品

  • 乳製品代替品


たんぱく質の量の目安(簡単な考え方)

食品例 目安量
肉・魚・チーズ 約30g
1個
豆腐 約1/2カップ
  • 動物性たんぱく質(1食分)
    手のひらサイズ(約90?120g)

  • 植物性たんぱく質・乳製品
    こぶし1つ分(約3/4?1カップ)


ベジタリアンの選択肢

ベジタリアン向けCFPでは、以下のスタイルに対応しています。

  • 植物性たんぱく質中心

  • 乳製品を含む(ラクト)

  • 卵を含む(オボ)

  • 魚を含む(ペスカタリアン)


たんぱく質を上手に摂るコツ

  • 毎食・間食に、動物性または植物性たんぱく質を含める

  • 赤身中心の肉を選び、目に見える脂身は除く

  • 放し飼い卵(オメガ3が豊富)を手軽な栄養源として活用

  • 有機豆腐やテンペを、色とりどりの野菜と一緒に調理

ワンポイント
遺伝子組み換えを避けるため、可能な限り 100%オーガニック を選びましょう。
オーガニックでない場合は、「Non-GMO」表示を確認してください。


豆類について

豆類(豆、レンズ豆など)は、たんぱく質と炭水化物を同時に含む食品です。

  • 脂質が少ない

  • 食物繊維が豊富

  • ビタミンB群、カリウム、マグネシウムを含む

満腹感を得やすく、血糖値を安定させるのに役立ちます。

植物性たんぱく質は、必須アミノ酸が一部不足することがありますが、

  • 豆+穀物(例:豆+米、キヌア)

を組み合わせることで補えます。同じ食事でなくても問題ありません。

ワンポイントアドバイス
乾燥豆は一晩浸水すると消化しやすくなります。
缶詰の場合は、使用前によく洗いましょう。


 

豆類を取り入れるアイデア

  • フムスをパンやサンドイッチに

  • 野菜スティックやトルティーヤチップスのディップに

  • サラダやスープに豆を追加

  • 枝豆を間食に

  • 豆+キヌア+カラフル野菜でサラダに


乳製品・乳製品代替品

乳製品・代替品は、たんぱく質・脂質・炭水化物を含む複合食品です。

乳製品が合わない方や抗生物質・ホルモン残留を避けたい方のために、代替品も用意されています。

おすすめの選び方

  • オーガニックの乳製品

  • 無糖のヨーグルト、ギリシャヨーグルト

オーガニックの

  • アーモンドミルク

  • ヘンプミルク

  • オーツミルク

  • ココナッツミルク(紙パック)

※ 缶入りココナッツミルクは脂質が高く、油脂カテゴリーに含まれます
※ BPAフリー表示を確認しましょう

※ 増粘剤(カラギーナン)などが含まれていないことを確認しましょう

ワンポイントアドバイス
無糖ヨーグルトやケフィアは、腸内環境を整える善玉菌が豊富です。

ナッツ・種子類

ナッツ・種子も複合食品で、

  • 良質な脂質

  • たんぱく質

  • 食物繊維

  • マグネシウム・亜鉛・セレン

  • ビタミンE

を含みます。おすすめの種子:

  • ヘンプ

  • チア

  • ひまわり

  • ごま

注意
ピーナッツは農薬残留が多いため、必ずオーガニックを選びましょう。
ナッツバターは 砂糖・油無添加 を選びます。

 

ナッツ・種子の取り入れ方

  • そのまま間食に

  • サラダ・スープ・スムージーにトッピング

  • セロリやりんごにナッツバター

  • ライスケーキ+ナッツバター+果物

  • 野菜やフムスにタヒニをかける


脂質・油脂類について

良質で、加工度の低い油脂は、すべての細胞の健康に必要です。

CFPでは、最低1日4サービングの脂質が目安ですが、必要量は個人差があります。

調理では、

  • 油を多く使う炒め物より

  • 蒸す・煮る・出汁で調理

を意識しましょう。
 

良質な脂質・油の選び方と使い方

― 体の炎症を抑え、細胞を元気にするために ―

コアフードプラン(CFP)では、抗炎症作用があり、加工度の低い良質な油脂を取り入れることを重視しています。

取り入れる油は、

  • オメガ3脂肪酸を多く含む

  • 多価不飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸が中心

  • できるだけオーガニック

が基本です。油脂は少量を、毎日の食事や間食に分けて使うことが大切です。


油を購入するときのチェックポイント

オリーブオイルなどを選ぶ際は、ラベルに以下の表記があるものを選びましょう。

  • コールドプレス(冷圧搾)

  • エクスペラープレス

  • 未精製

  • エクストラバージン


加熱温度に合わせた油の使い分け

調理温度 おすすめの油
低温調理 オリーブオイル
中ー高温調理・焼き料理 未精製ごま油、グレープシード油、ひまわり油、ココナッツオイル
加熱しない 亜麻仁油、くるみ油(サラダドレッシング向き)

※ 亜麻仁油・くるみ油は加熱しないで使用します。


バターについて

グラスフェッド(牧草飼育)のバターを少量取り入れることは問題ありません。
バターは、以下の特徴があります。

  • ビタミンKを含み

  • ビタミンDの吸収を助け

  • 骨の健康や免疫機能をサポート

 


避けたい脂質(重要)

  • マーガリン

  • 市販のドレッシング

  • 加工食品に含まれる油

成分表示に
「部分水素添加」「水素添加」
と書かれているものは、トランス脂肪酸を含むため避けましょう。


良質な脂質を日常に取り入れるコツ

  • サラダや温野菜にオリーブオイルをかける

  • アボカドを卵料理・サラダ・スープに加える

  • 黒・緑・紫のオリーブをサラダや間食に(塩分を減らすため軽く洗う)

  • 飽和脂肪酸は1日1から2サービングまで

  • オーガニックのエクストラバージンココナッツオイル、BPAフリーのココナッツミルクを選ぶ

  • カカオ70%以上のダークチョコレートを少量楽しむ

 

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