コアフードプランQ&A


以下は栄養療法の際に患者さまからよくyoser¥質問です。その人その人体質が違うため、ユートピアートクリニックでは血液栄養解析検査、SNPs遺伝子検査などのバイオロジカル検査をした上でお一人おひとりに適した食事法をご提案しています。

 

 

Q1.健康的な食事の基本的な考え方とは何ですか?

機能性医学では、食事がすべてのスタートだと考えます。食べ物は、単なる栄養やカロリーではなく、

  • 情報

  • エネルギー

  • 人とのつながり

でもあります。質の高い、自然に近い食品を、できるだけ植物性中心で、幅広く取り入れることは、健康を高め、病気の発症を抑えるためのとても力のある「治療」になります。

現代の西洋型食生活は、カロリーは多いものの、栄養価の低い食品が多く、慢性的な栄養不足を引き起こしやすい傾向があります。

近年注目されている栄養遺伝学(ニュートリゲノミクス)の研究では、食事の選択が、遺伝子の働き(発現)に影響することが分かってきました。つまり、「私たちは、食べたものでできている」という考え方は、科学的にも裏付けられつつあります。


Q2.なぜ食事は「人とのつながり」にも関係するのですか?

食事は、家族や地域、文化と深く結びついています。

  • みんなで食卓を囲む

  • 伝統的な料理を受け継ぐ

  • お祝いごとや儀式で食事をする

こうした行為を通して、私たちは**意識的に食べる(マインドフルに食べる)**ことを学びます。

コアフードプランでは、食事を「制限」ではなく、大切に味わう時間として考えます。


Q3.オーガニック食品は本当に必要ですか?高くありませんか?

私たちの身の回りには、多くの人工化学物質が存在しています。

農薬、除草剤、殺虫剤、ホルモン、抗生物質、遺伝子組み換え作物などは、病気との関連が研究され続けています。

そのため、できる範囲で体への曝露を減らすことは理にかなっています。オーガニック食品を取り入れることで、

これらの物質への接触を減らすことができます。


費用を抑える工夫

  • 旬の食材を選ぶ

  • 地元の直売所やファーマーズマーケットを利用する

  • CSA(地域支援型農業)を活用する

  • EWG(環境作業部会)の
    ダーティ・ダズン」「クリーン15」リストを参考に、オーガニックを優先すべき食材を選んでみましょう。


Q4.野菜や果物の安全な下処理方法は?

農薬や細菌への曝露を減らすため、以下を意識しましょう。

  • 皮をむく前に洗う

  • レタスや玉ねぎなどは外側の葉を取り除く

  • 酢水や無添加石けんで軽く洗う

  • 調理前後に手を20秒以上洗う

  • 清潔な布やペーパーで水気を拭く


Q5.1食あたり、どのくらいのたんぱく質が必要ですか?

多くの方は、
1食あたり手のひらサイズ(約90から120g)のたんぱく質が目安です。

ただし、

  • 妊娠中・授乳中

  • 運動量の多い方

  • アスリート

は、より多く必要になることがあります。質もとても重要で、主に

  • 赤身中心

  • オーガニック

  • 放し飼い

  • 天然の魚

がすすめられます。


Q6.卵はどのくらい食べてよいですか?

卵と心疾患の関係については、研究結果が分かれています。

  • 問題ない方:1日1個程度

  • 糖尿病のある方:1日1個未満が望ましい場合も

体質によって適量は異なるため、個別の判断が大切です。


Q7.ベジタリアンはたんぱく質不足になりませんか?

適切に選べば問題ありません。

  • 豆類

  • 全粒穀物

  • 葉物野菜

  • ナッツ・種子

を組み合わせることが大切です。卵や乳製品を摂る方は、比較的容易に十分な量を確保できます。

完全菜食(ヴィーガン)の場合は、豆類に不足しがちなメチオニンを穀物から補うことが重要です。


Q8.野菜は生と加熱、どちらがよいですか?

基本は、生と加熱を組み合わせることがすすめられます。

消化が弱い方は、加熱した野菜の方が負担が少ないこともあります。

 

調理のポイント:

  • 蒸す・無水調理で栄養保持

  • アブラナ科野菜は軽く加熱

  • 加熱しすぎない

  • 皮をむくと抗酸化物質が減る場合あり

  • 事前に水に浸しすぎない


Q9.冷凍野菜や果物は使っても大丈夫ですか?

はい、とても良い選択肢です。

  • 新鮮な状態で冷凍されたもの

  • オーガニック

であれば、栄養価はほとんど保たれます。

缶詰よりも、冷凍食品の方が望ましいです。


Q10.1日9サービング(9回分)の野菜・果物は多すぎませんか?

以下のように考えると、無理なく達成できます。

  • 果物:2サービング

  • 葉物野菜:2サービング

  • 非でんぷん性野菜:4サービング

  • でんぷん性野菜:1サービング
    覚え方のポイントは、

  • 1日9回分は、3食+間食に分けるイメージ

  • 1回の量は「小鉢1つ分」程度

サラダ、スープ、副菜を活用すると自然に達成できます


Q11.ココナッツオイルやココナッツミルクは体に悪くありませんか?

CFPでは、多様な脂質を少量ずつ取り入れる考え方を大切にしています。

  • 基本:アボカド油・オリーブオイル

  • 高温調理時:ココナッツオイル

使用量は、有機バージンココナッツオイル小さじ3までが目安です。


Q12.甘味料は何を使えばよいですか?

基本は、甘味料をできるだけ使わないことが理想です。

どうしても甘いものが欲しいときは、果物がおすすめです。

ステビアは少量であれば可。人工甘味料は、代謝や食欲に悪影響を与える可能性があるため避けましょう。


Q13.お酒は飲んでもいいですか?

少量の赤ワインは、心血管リスクを下げる可能性がありますが、すべての方に適しているわけではありません。

  • 男性:1から2杯

  • 女性:週4回以内に1杯

が目安です。

代替として、ぶどう、ブルーベリー、ダークチョコレートなどからレスベラトロールを摂る方法もあります。


Q14.コーヒーやお茶は体に良いですか?

体質によって異なります。SNPs遺伝子検査で体質診断が可能です。

  • カフェインに弱い方:動悸・不整脈の原因になることも

  • 適量のコーヒー:血糖代謝を助ける可能性あり

コーヒーは1日3杯までが目安です。緑茶は、抗炎症・抗酸化作用があり、1日3杯程度が最も効果的とされています。

 

 

 

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