「薬だけでは治らないニキビ」がある理由

「とりあえず薬だけ処方してください。」

ニキビ外来では、このようなご希望をいただくことがあります。

もちろん、炎症が強い時には塗り薬や飲み薬は非常に重要です。しかし、20年以上ニキビ診療に携わってきた経験から、薬だけでは改善が難しい患者さんが少なくないことを実感しています。

実際に当院では、食事内容や生活習慣を見直しただけで、長年悩んでいたニキビがほとんど出なくなった患者さんを数多く経験しています。

ニキビは皮膚だけの病気ではない

ニキビは皮脂が多いからできるだけではありません。

皮脂分泌の異常、毛穴の角化異常、Cutibacterium acnes(アクネ菌)による炎症に加え、

  • 栄養状態

  • 血糖コントロール

  • 腸内環境

  • ホルモンバランス

  • 睡眠

  • ストレス

  • スキンケア

  • 紫外線や生活環境

など、多くの要因が複雑に影響しています。

近年では「腸-皮膚相関(Gut–Skin Axis)」という概念も広く知られるようになり、腸内環境が皮膚の炎症や免疫に影響することが数多く報告されています。

当院が大切にしているのは「内側」と「外側」の両方を治療すること

当院では、現在のニキビの状態に合わせて外側からの治療を行います。

例えば、

  • ブルーレーザーによるアクネ菌へのアプローチ、炎症や赤みの改善

  • コラーゲンピールによるターンオーバーの正常化

  • 炎症性ニキビに対する面皰圧出

  • Blue Acne Genesisなどを用いた肌質改善

などを組み合わせ、一人ひとりに適した治療を行っています。

しかし、それだけでは終わりません。

同時に、食事内容、栄養バランス、睡眠、ストレス、スキンケアなど、衣・食・住を含めた生活習慣を患者さんと一緒に見直していきます。

「今あるニキビを治す」ことと、「新しいニキビを作らせない身体づくり」を並行して行うことで、再発しにくい肌を目指します。

ニキビ治療のその先へ

私が診療をしていて最も嬉しい瞬間があります。

それは、患者さんが「ニキビを治したい」という悩みから卒業し、「もっと肌を美しくしたい」という前向きな目標へ変わることです。

ニキビ治療はゴールではありません。

健康な皮膚を取り戻し、その先の美肌づくりへ進むための第一歩です。

当院では、症状だけを見るのではなく、その背景にある原因にも目を向けながら、一人ひとりに合わせた包括的なニキビ治療をご提案しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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