ニキビ跡、きず跡の新規レーザー治療
いわゆる「成熟瘢痕」に対して効果のある新しいレーザーが導入されました!
日本で数台しかまだない、「VIRTUE RF(バーチュ アールエフ)」です。
こちらは、アメリカFDAやヨーロッパCEなど欧州でまず安全性および効果を認定され、その後、韓国MFDSにも認可された、高精度な機器となっています。
この機器は、フラクショナルレーザーやダーマペン、POTENZA(ポテンツァ)のようにマイクロニードルを用いた高周波システムです。ただし前者3つの機器と大きく違う点は、クーリング機能を追加し治療中の痛みをさらに軽減していることと、深さの調節とエナジー調節を細かくでき、傷や肌の状態に合わせて自由にカスタマイズできることが進化しています。
具体的には、写真のように5つのレベルを、とても細やかに調節することが可能です。
VIRTUE RF(バーチュ アールエフ)は何に効果があるの?
① ニキビ跡(クレーター肌)、ニキビ
② 手術後の傷跡
③ 妊娠線
④ たるみ、しわ、しみ
⑤ 毛穴の開き
⑥ 肝斑
この6つが代表的な効果のあるものです。
その他、リストカット瘢痕や、若返りにも効果があります。
VIRTUE RFの4つの徴とは?
バーチュRFは、フラクショナルマイクロニードリング高周波(FMR)システムで、多数のマイクロニードルを通じて高周波エネルギーを皮膚に伝達します。他のマイクロニードリングシステムとは異なる4つの特徴があります。
① Integrated Pulsed Radiofrequency System(IPRS)
エネルギーを多段階(1-10パルスモードを選択)に分けることができるので、肌の状態に合わせて組織へのダメージを最小限に抑えつつ、強いエネルギーを照射することができます。
肌にマイクロニードルを通す刺激を与えて肌再生機能を活発にし、創傷治癒効果をもたらすことができます。
② Minimum Depth Control System(MDCS)
強い刺激をどの層に届けたいか、マイクロニードルを照射する部位ごとに深さを変えることができる(0.1mm刻みで6mmまで)のが特徴です。その深さは60段階にも調節ができます。引き上げ、リフトアップ、タイトニングを期待する場合は脂肪層までしっかりと効かせます。
③ Advanced Cooling System (ACS)
当然痛みも伴いますが、このバーチュRFのもう一つの特徴が、クーリングプレートにより冷却機能をアタッチメントしたハンドピースで、照射直前にしっかりとその都度クーリングし表皮を保護しながら照射できるというものです。
④ Integrated Energy Control System (IECS)
同じ高周波エネルギーでも、色々な疾患や肌の調子に合わせてMHzモードも変更できるので、低密度の広い範囲から高密度の狭い範囲まで照射範囲を変えることができます。
なぜ効果があるのか?
技術の進化により真皮内へ均一にスムーズにエネルギーを届けられるようになっただけではなく、真皮下層まで深く、広くエネルギーを届けられるようになりました。
クーリング機能を進化させたことで、痛みが軽減され、ダウンタイムを短縮できました(最短数時間~長くて1日)。赤みや炎症の時期が早く引けることでより高い効果を実感できることと、施術自体の傷跡はないため日常生活に早く戻れるようになりました。そして、刺激が強いエネルギーを加えても技術の進化により副作用は軽減されています。
このおかげで、しわやたるみ、弾力性は改善し、肌の再生機能は活発に刺激されます。低侵襲手術として海外で人気となり、人気なだけでなく安全性でも各国から評価されFDA、CE、MFDSに認可された医療機器なのです!
こちらの写真はDeep RFハンドピース36ピンですがその他にSMART RFハンドピース、横長とシングルもあり様々な疾患、肌の状態に合わせて対応可能です。
まとめ
VIRTUE RFは、美肌管理(ニキビ跡、ニキビ、毛穴の開き、しわ、たるみ、シミ、肝斑、赤ら顔)にも効果があり、さらに傷跡治療(手術後の傷跡、妊娠線、リストカット瘢痕など)にも効果があります。
これまで、色々な種類のレーザー機器があり、疾患や肌の状態に合わせて複数回照射ために美容クリニックへ通院していた患者さまは、驚かれると思いますが、この一台でだいたいの美肌ケアが叶ってしまいます。また、痛みを我慢していた方もいらしたかもしれません。
普段のスキンケアと紫外線対策は怠らず、この新規治療をぜひお試しください!